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10/2 : Deep Tech 投資と本の定量評価

# Day 2
Today's Interests

Business
  • 日本のDeep Tech投資
    BBC Newsに"Japan's push into 'deep tech' innovation"という記事が出ていた。
    革新的だが開発に時間が掛かる技術(="ディープテック") に取り組むスタートアップ企業に対して、京都大学イノベーションキャピタルが投資を行っており、ファンド創設以来学生による創業者数倍増にもつながっているとのこと。
    同様のファンドを持つ東京大学(UTEC)との比較の流れで、「なぜ京都でスタートタップが生まれやすいのか」という話が興味深い。
    "コミュニティの小ささ"が、「京大へ自然と情報が集約される点」と「グローバル視点を持たざる負えない点」の双方向に寄与しているそう。よくユニコーン輩出大国の文脈で出てくるスウェーデンと似た話で面白かった。

  • USの家庭の内 94%はConnected TV 経由の広告でリーチ可能
    Digidayの"With Roku leading the pack, study says 94% of households are reachable through CTV"記事(9/30)より。
    RokuやAmazon Deviceなどのハードウェア成長、 NetflixやDisney+などのコンテンツ拡充により更なる浸透も予見されている。
    2021 US Censusを見ると65歳以上の人口は17%いるけれど、より多くの若成年層が両親と同居し始めているという記事も見たことがあるので、その影響で浸透が加速していたりするのだろうか。「お茶の間を支配する」媒体の強さを感じる。

Books
  • スタタイブックスというサイトを知った
    Bill GatesやNaval Ravikantなど、世界の起業家や投資家がお薦めしている本をまとめたとても面白いサイト。
    こういったお薦めリストを見ると、Investor/PodcasterのTim Ferrisが提唱している「新刊は一切読まない」ポリシーを思い出す。一生の内に読める本数には限りがあるので、"Books that have stood the test of time" (≒時を超えて生き残っている本)を優先しようという考えで、一理あるように思える。
    まずは「殿堂入り」リストの中から、まだ読んでいない本を読んでみたい。

    ちなみに、発行経過年数や再版数などで、本の評価を定量化できるのだろうか。「絶版本」という本がある様に、絶版になった本でも素晴らしい財産はあるので、他にもパラメーターが必要そう。

  • 青山ブックセンターの「夏葉社」コーナー
    夏葉社」(natsuhasha) の本は不思議な力を持っていて、その本を前にすると爽やかな風の吹く情景と、そこでそれを読んでいる落ち着き満たされた自分が想起される。中身も勿論のこと、装丁も美しい。
    青山ブックセンターには以前から「夏葉社」の作品コーナーがあるので、よくそこで魅力に打たれて立ち往生しています。